2001年より身体検査の判定方法が変わり、弁色力の程度の基準が緩和されたほか、障がいの内容・程度ではなく、実質的な身体機能、運動機能に着目、補助設備を活用しながら船の安全な操縦に支障がないか判定する方法になっています。つまり、障がいをお持ちでも、その障がいをカバーする補助設備の整った船で、安全に操縦することができると判定されれば免許は取得できます。
ダイイチでは、補助設備を設置した教習艇を新たに配備し、障がい者教習を実施。誰もに開かれた海の世界を目指します。
チェアウォーカーの皆さんに実際に使っていただきながら、改造した教習艇です。
ハンドル 握りを付け、ハンドル操作を確実・容易に。
操縦席 下半身を包むバケットシート&シートベルトで足に力を入れられなくても操縦姿勢を維持。
機関室 機関室開口部を大きくし、立ち上がらなくても機関の点検が可能。
通路 通路中央の段差をフラットにし、段差にはばまれずに移動が可能。
実際に教習で船に乗っていただくためには、教習艇だけでなく教習艇に乗り込む桟橋や、桟橋までのルート、トイレの問題など周囲の環境の整備も欠かせません。
ダイイチでは、実技教習を行う実技会場のバリアフリーも実施。
実際に使っていただいたご意見を反映しながら、順次使いやすいものに改良をすすめています。
■マリーナ河芸(津市河芸)
■ゴーリキマリンビレッジ(伊勢市)
■合歓の郷(志摩市)
障がい者教習を受講された皆様の喜びの声をお届けします。